障害のある方の親知らず治療とは?治療方法やメリット・注意点を解説
親知らずは、まっすぐ生えてこないことや歯ぐきの中に埋まったままになっていることが多く、痛みや腫れの原因になる場合があります。しかし、障害のある方の場合は、治療への不安や診療時の協力が難しいケースなどから、「親知らずを抜いたほうがよいのか」「どのような方法で治療を受けられるのか」と悩まれる方も少なくありません。今回は障害のある方の親知らず治療について、三重県伊賀市の歯医者 和久田歯科医院が解説します。
1. 障害のある方が親知らず治療を受ける際に知っておきたいこと
障害のある方の親知らず治療では、お口の状態だけでなく、患者さんの特性や全身状態にも配慮しながら治療計画を立てることが大切です。まずは治療の基本について確認していきましょう。
①親知らずを抜歯するケースとは
親知らずはすべて抜歯が必要というわけではありません。炎症を繰り返している場合や、隣の歯に悪影響を与えている場合、むし歯や歯周病の原因となっている場合などに抜歯が検討されます。
②経過観察が選択される場合
症状がなく、周囲の歯や組織に問題がない場合は、定期的な経過観察を行うこともあります。無理に抜歯を行わず、状態を確認しながら管理することも選択肢の一つです。
③障害の種類による配慮
発達障害、知的障害、身体障害など、障害の内容によって必要な配慮は異なります。治療中の姿勢保持やコミュニケーション方法なども考慮しながら進めます。
④事前診査の重要性
レントゲンやCT検査などを行い、親知らずの位置や神経との距離を確認します。難症例では、より慎重な診断が必要になります。
⑤ご家族や介助者との連携
治療内容の説明や術後管理については、ご家族や介助者の方と連携しながら進めることが大切です。
障害のある方の親知らず治療では、一人ひとりに合わせた診療体制が重要です。事前に相談することで、患者さんの状態に応じた治療方法を検討しやすくなります。
2. 障害のある方の親知らず治療方法
親知らずの治療方法は、お口の状態や患者さんの状況によって異なります。ここでは代表的な方法を紹介します。
①通常の局所麻酔による抜歯
比較的協力が得られる場合は、一般的な親知らずの抜歯と同様に局所麻酔を使用して処置を行います。痛みを抑えながら治療を進めます。
②笑気麻酔を用いた治療
鼻から吸入する方法で、不安や緊張の軽減を目的として用いられることがあります。歯科治療に対して恐怖心が強い方にも選択されることがあります。
③静脈内鎮静法
点滴から鎮静薬を投与し、リラックスした状態で治療を受ける方法です。意識はありますが、治療中の緊張感が軽減されることがあります。
④全身麻酔による治療
長時間の治療が難しい場合や、通常の方法では治療が困難な場合には全身麻酔が選択されることがあります。麻酔科医などによる全身管理のもとで治療を行います。
⑤難症例への対応
横向きに埋まった親知らずや骨の中に深く埋伏している親知らずなどは、口腔外科的な診断や処置が必要になることがあります。症例によっては専門的な処置が必要となる場合もあります。
患者さんの状態に応じて複数の治療方法が選択できるため、事前に歯科医師と十分に相談することが大切です。
3. 障害のある方が親知らずを抜歯するメリットと注意点
障害のある方の親知らず治療では、抜歯を行うことで得られるメリットがある一方で、事前に確認しておきたい注意点もあります。お口の状態や生活環境に合わせて判断することが大切です。
<メリット>
①炎症や痛みをくり返しにくくなる
親知らずの周囲は汚れがたまりやすく、歯ぐきの腫れや痛みが生じることがあります。原因となる親知らずを抜歯することで、こうしたトラブルのリスク軽減につながる場合があります。
②お口のケアがしやすくなる
親知らずがあることで歯ブラシが届きにくくなっている場合は、抜歯によって清掃しやすい環境づくりが期待できます。介助による口腔ケアを受けている方にとってもメリットとなることがあります。
③周囲の歯への影響を防げる
横向きや斜めに生えている親知らずは、隣の歯に負担をかけたり、むし歯や歯周病の原因になったりすることがあります。抜歯によって将来的なトラブルの予防につながる場合があります。
<注意点>
①治療方法は個別に検討する必要がある
障害の種類や程度、全身状態によって適した治療方法は異なります。局所麻酔だけで対応できる場合もあれば、笑気麻酔や静脈内鎮静法などを検討する場合もあります。
②すべての親知らずが抜歯の対象ではない
症状がなく、周囲の歯や組織に悪影響を与えていない場合は、経過観察が選択されることもあります。抜歯の必要性については歯科医師による診査と診断が重要です。
障害のある方の親知らず治療では、抜歯によるメリットと注意点の両方を理解したうえで、ご自身に合った治療方針を検討することが大切です。
4. 三重県伊賀市の歯医者 和久田歯科医院の親知らず治療
三重県伊賀市で親知らずの抜歯をご検討されている方へ。
伊賀鉄道「上野市駅」から徒歩16分の「和久田歯科医院」では、口腔外科を専門とする歯科医師が在籍し、親知らずの抜歯に幅広く対応しています。
地域の歯医者でありながら、大学病院等に行かずとも専門的な治療を受けられる体制を整えています。
<和久田歯科医院の親知らず治療の特長>
① 口腔外科専門医が担当
伊賀市の和久田歯科医院では、口腔外科専門医が親知らずの抜歯を担当します。横向きに埋まっている親知らずや難症例にも対応でき、これまでの経験を活かした処置を行います。
② 麻酔・鎮静にも対応
当院には麻酔科医が在籍しており、静脈内鎮静法・笑気麻酔・全身麻酔を用いた治療にも対応可能です。歯科治療に強い恐怖心のある方、嘔吐反射のある方、障がいがあって通常の治療が難しい方でも、全身状態をモニターで確認しながら治療を進められます。
③ 幅広い年代の患者さまが来院
10代からご高齢の方まで幅広い年代の方が「親知らずの抜歯」で来院されています。一般的な親知らずの抜歯はもちろん、大学病院等に紹介されるケースの一部にも対応できるのが特徴です。
④ 遠方からのご相談も多い
伊賀市内だけでなく、奈良・京都・大阪からも「親知らずを専門医に診てもらいたい」とご相談に来られる方がいらっしゃいます。地域では数少ない体制を整えているため、広域から選ばれています。
伊賀市の歯医者「和久田歯科医院」では、「親知らずを抜くべきか」「今は経過観察でよいか」といった判断も含めてご相談いただけます。痛みや不安でお悩みの方も、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
障害のある方の親知らず治療では、患者さんの状態に応じて局所麻酔、笑気麻酔、静脈内鎮静法、全身麻酔などさまざまな方法が選択されます。また、親知らずの状態によっては経過観察が適している場合もあります。専門的な診断と十分な配慮のもとで治療を進めることが大切です。障害のある方の親知らずについてお悩みの方は、三重県伊賀市の歯医者 和久田歯科医院までお問い合わせください。
監修:和久田歯科医院
院長 和久田 哲生
院長略歴
1992年 九州大学歯学部卒業
所属学会
(社)日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医
日本障害者歯科学会認定医
日本歯科麻酔学会認定医
厚生労働省指定臨床研修指導医
日本糖尿病協会歯科医師登録医
日本有病者歯科医療学会認定医・指導医