親知らずの抜歯「二回法」とは?メリット・デメリットを解説
親知らずの抜歯は、状態によって処置の方法が異なります。中でも「二回法」という方法を提案されることがあります。通常の抜歯と何が違うのか、どのようなケースで選択されるのかを知ることが大切です。今回は、親知らずの抜歯二回法とは何か、メリットやデメリットについて、三重県伊賀市の歯医者 和久田歯科医院が解説します。
1. 親知らずの抜歯「二回法」とは
親知らずの位置や生え方によっては、一度で抜歯を行わず、二回に分けて処置を進める方法があります。これを二回法と呼びます。神経や血管との位置関係に配慮して行われる方法です。
①親知らずの二回法が選ばれるケース
下あごの親知らずが神経に近い場合や、深く埋まっている場合に検討されます。無理に一度で抜くと神経に影響が及ぶ可能性があるためです。
②一回目の処置内容
一回目では歯の一部のみを取り除き、神経に近い根の部分はあえて残すことがあります。周囲の炎症を抑え、状態の変化を待つ目的があります。
③二回目の処置内容
時間をおいてから、残した部分をあらためて抜歯します。神経との距離が変化することで、リスクを抑えながら処置できる場合があります。
④処置間隔の目安
二回目までの期間は数か月程度あけることが一般的です。レントゲンで経過を確認しながら、適切な時期を判断します。
⑤通常の抜歯との違い
通常は一度で歯をすべて抜きますが、二回法は段階的に進める点が特徴です。神経障害の可能性を考慮した選択肢の一つといえます。
親知らずの状態によっては、二回法が適している場合があります。事前の検査と歯科医師の診断に基づき、慎重に治療方針を決めることが大切です。
2. 親知らずの抜歯「二回法」のメリット
二回法は、すべての親知らずに行われるわけではありませんが、特定の条件下では検討される方法です。主に神経への影響を抑えることを目的としています。
①神経障害のリスク軽減
下あごには太い神経が通っています。二回に分けることで神経との距離を確保しやすくなり、しびれなどのリスクを抑えられる可能性があります。
②術後の合併症への配慮
一度に大きな処置を行わないため、腫れや痛みの程度を分散できる場合があります。身体への負担を段階的にするという考え方です。
③骨への影響を抑えやすい
深く埋まった親知らずを無理に抜くと骨を多く削ることがあります。二回法では必要以上の骨削除を避けられることがあります。
④経過観察ができる
一回目の処置後に状態を確認できるため、炎症の有無や神経との位置関係の変化を見ながら二回目を計画できます。
⑤慎重な判断が可能
リスクが高い症例に対して段階的に対応することで、より慎重に治療を進められます。特に神経に近接する症例では重要な選択肢です。
二回法には、神経や周囲組織への影響を考慮した利点があります。ただし、すべての症例に適応されるわけではなく、状況に応じた判断が求められます。
3. 親知らずの抜歯「二回法」デメリットと注意点
二回法は神経への影響を考慮した方法ですが、いくつかのデメリットや注意点もあります。治療を選択する際には、メリットとあわせて理解しておくことが大切です。
①通院回数が増える
二回に分けて処置を行うため、当然ながら通院回数が増えます。仕事や学業の都合を調整する必要があり、スケジュール管理が求められます。
②治療期間が長くなる
一回法と比較すると、治療終了までの期間が長くなります。処置の間に経過観察の期間が設けられるため、数か月単位で時間がかかることがあります。
③再度の腫れや痛みの可能性
二回目の処置後にも、腫れや痛みが出ることがあります。二度にわたり術後の経過をみる必要がある点は理解しておきましょう。
④必ずしも二回目が不要になるわけではない
一回目の処置で神経との距離が広がることが期待されますが、状況によっては慎重な判断が続く場合もあります。経過次第で治療計画が調整されることもあります。
⑤適応が限られる
すべての親知らずに適応できる方法ではありません。歯の形や向き、炎症の有無などを総合的に判断して選択されます。
二回法はリスクを考慮した方法の一つですが、通院回数や期間が増える側面もあります。歯科医師から十分な説明を受け、ご自身の状況に合った方法を選ぶことが大切です。
4. 三重県伊賀市の歯医者 和久田歯科医院の親知らず治療
三重県伊賀市で親知らずの抜歯をご検討されている方へ。
伊賀鉄道「上野市駅」から徒歩16分の「和久田歯科医院」では、口腔外科を専門とする歯科医師が在籍し、親知らずの抜歯に幅広く対応しています。
地域の歯医者でありながら、大学病院等に行かずとも専門的な治療を受けられる体制を整えています。
<和久田歯科医院の親知らず治療の特長>
① 口腔外科専門医が担当
伊賀市の和久田歯科医院では、口腔外科専門医が親知らずの抜歯を担当します。横向きに埋まっている親知らずや難症例にも対応でき、これまでの経験を活かした処置を行います。
② 麻酔・鎮静にも対応
当院には麻酔科医が在籍しており、静脈内鎮静法・笑気麻酔・全身麻酔を用いた治療にも対応可能です。歯科治療に強い恐怖心のある方、嘔吐反射のある方、障がいがあって通常の治療が難しい方でも、全身状態をモニターで確認しながら治療を進められます。
③ 幅広い年代の患者さまが来院
10代からご高齢の方まで幅広い年代の方が「親知らずの抜歯」で来院されています。一般的な親知らずの抜歯はもちろん、大学病院等に紹介されるケースの一部にも対応できるのが特徴です。
④ 遠方からのご相談も多い
伊賀市内だけでなく、奈良・京都・大阪からも「親知らずを専門医に診てもらいたい」とご相談に来られる方がいらっしゃいます。地域では数少ない体制を整えているため、広域から選ばれています。
伊賀市の歯医者「和久田歯科医院」では、「親知らずを抜くべきか」「今は経過観察でよいか」といった判断も含めてご相談いただけます。痛みや不安でお悩みの方も、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
親知らずの抜歯二回法とは、神経に近い位置にある親知らずなどに対して、処置を二回に分けて行う方法です。一度で無理に抜歯を行わず、段階的に進めることで神経への影響を考慮できる点が特徴です。一方で、通院回数や治療期間が増えるなどの注意点もあります。親知らず二回法とは何か、そしてそのメリットやデメリットを正しく理解することが、納得のいく治療選択につながります。親知らずの抜歯についてお悩みの方は、三重県伊賀市の歯医者 和久田歯科医院までお問い合わせください。
監修:和久田歯科医院
院長 和久田 哲生
院長略歴
1992年 九州大学歯学部卒業
所属学会
(社)日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医
日本障害者歯科学会認定医
日本歯科麻酔学会認定医
厚生労働省指定臨床研修指導医
日本糖尿病協会歯科医師登録医
日本有病者歯科医療学会認定医・指導医